月刊マスコミ市民（510（2011．07．））のレビューは！？

60代 男性さん
民主党政権誕生以降異常な迄の小沢攻撃と菅降ろしや鉢呂降ろしでも見られたような民主党への対決姿勢を鮮明にしているマスメディアに対する現役及びOBのジャーナリストを中心にした市民からの徹底追究の月刊誌。本号は『原発事故 政治とメディアの責任』と題して、「『発表報道』と『抑制』が目立った新聞・テレビの原発事項報道」、「日本一の『原子力県』青森はいま」、「エネルギー政策の転換は、脱官僚依存の政治と不可分」、「『大連立』は脱原発つぶし」、「原発からのすみやかな撤退 国民的討論と合意を」、「大災害の影で、憲法が危ない！」、「民族差別集団に司法の鉄槌」等々の論文にて、政府や東京電力の発表をそのまま横流して喧伝するだけの「大本営発表」報道に成り下がった多くのマスコミを説得力を持って実証的に且つ徹底的に批判・告発しています。権力を監視するジャーナリズム精神を忘れ、政・官・財・学・報の原子力ファシズムペンタゴン体制の一角を為すまでに堕落した現在のマスコミに対する様々な観点、アスペクトからの論考を行っているこの小月刊誌を皆様も是非お読み下さい。『軍縮問題資料』廃刊以降、我が国に残存している数少ない「権力に擦り寄らない」時事論説誌です。 ##本号でもNHKの『原発災害の地にて』、『ネットワークで作る放射能汚染地図』等のETV特集のみは特例の良質な報道として高く評価されていますが、放送に携わった方々がこれから受けるであろう圧力や迫害を考えると心配でなりません##